Florence Cathedral

Florence Cathedral

ここはシニョーリア広場を含む、フィレンツェでも最も歴史的な地域です。昔は、サンタ・レパラータ教会という、ドゥオーモよりも小さな教会のあった所に、今のドゥオーモがあります。

この有名な建物は、建築家で彫刻家のアルノルフォ・ディ・カンビオのプロジェクトによるもので、1296年9月8日に建築が開始されました。彼のプロジェクトはその後フランチェスコ・タレンティによって引き継がれ、その後もまた、建築家や画家たちのグループによって改築され、より大きな建物となりました。1420年、フィリッポ・ブルネッレスキが丸天井建築を開始、1436年3月25日、教会は、教皇エウジェ二オ四世によって聖なるものとされました。イタリアゴシックの偉大なる例、サンタ・マリア・デル・フィオーレに、大きな天井中央部に向かう素晴らしい丸天井が外から見られます。正面は、エミリオ・デ・ファブリスの1800年代の無機質な感じの、ともすると寒々しい印象さえ与えかねないような作品ですが、一方素晴らしいのは、形も色彩も美しい側面です。内部は三つのアーチからなる三廊式になっており、その空間の広さを物語っています。